本研究室では,航空・宇宙分野での利用が拡大している軽量性・高機能性を

有する複合材料の破壊問題を対象とした実験研究を展開しています.


主として,極限環境下での繊維強化プラスチック(FRP)の耐久性を研究

(実験による検証,破壊モデルの構築)することから,新しい材料の高度利用技術の

開拓,それを用いた新設計手法の提案を目的にしています.


2007年4月から理工学部は再編で3学部・3研究科になりました.

川田研究室は基幹理工学部の機械科学・航空学科

(Department of Applied Mechanics and Aeronautical Engineering)に所属します.

大型構造物(航空機,衛星,発電用ブレードなど)に炭素繊維強化複合材料(CFRP)

が多用されるようになり,その基礎研究がますます重要になっています.

本研究室では,先進材料であるCFRPの研究を行うために数台の

材料試験機(静的・動的材料試験機,疲労試験機,クリープ試験機,粘弾性試験機)

を保有しています.また宇宙科学研究所(JAXA,相模原)との

共同研究や企業からの受託研究を推進しています.